次期教育課程では,数学ⅠとAにおいて「課題学習」が新規導入される。「・・・の内容又はそれらを相互に関連付けた内容を生活と関連付けたり発展させたりするなどして,生徒の関心や意欲を高める課題を設け,生徒の主体的な学習を促し,数学のよさを認識できるようにする」「それぞれの内容との関連を踏まえ,学習効果を高めるよう適切な時期や場面に実施するとともに,実施に当たっては数学的活動を一層重視するものとする。」とある。この文言のなかに「グループ学習」という言葉は出ていないが,察するに具体的に実践する授業形態を考えれば,それを案に意図しているように(個人的には)感じる。中学校までであれば,数学でグループ学習する機会はよくあるようであるが,高校ではどうであろうか。とくに進学を目的とした高校ではどうであろうか。どのくらいの頻度で,どのような内容を,どのような形態で実施しているのであろうか。このことについて,個人的に実践したことを中心に紹介したい。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
A4判たて,5ページ
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