文字サイズ
全て選択
全て解除
科学技術の基本的な発想は、あらゆるものごとを「はかり」にかけて計量し数値化し、それをもとに目標を立て未来へと向かっていくというところにあり、それは科学技術にとどまらず、やがて、経済や文化、社会の仕組みのあり方にまで、「はか」第一主義が支配・貫徹するようになってきた。しかし、このたびの震災で、自然とは、ついぞ、われわれの「はかる」営みなどに飼い慣らされるようなものではないということが思い知らされた。筆者は「はかる」ことを通して,現代文明に警告を発している。
鎌倉女子大学教授 竹内 整一
html
htm/4.4KB
非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。