新学習指導要領では,最後の学習として「(7) 科学技術と人間/ウ 自然環境の保全と科学技術の利用」を置き,第1分野と第2分野の学習を生かし,相互に関連付けて総合的に扱い,持続可能な社会の構築の重要性を認識させることをねらいとした学習を設定している。ここでの学習では,科学技術の発展と人間生活とのかかわり方,自然と人間のかかわり方について多面的,総合的にとらえさせることが出来る具体的な事例を示し,自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について科学的に考察させることが重要である。
九州女子大学准教授 平山靜男