東研研究報告「理科教育の充実に向けて -小・中の系統性(粒子・生命・エネルギー)を踏まえた指導の研究-」(東京教育研究所2011年4月発行)より。今回の学習指導要領の改訂では,科学的な概念の理解など基礎的・基本的な知識・技能の定着を図るために,「エネルギー」,「粒子」,「生命」,「地球」を柱に,小・中学校の内容の系統性が重視された。そして,「生命」といった科学の基本的な見方や概念は,「生物の構造と機能」,「生物の多様性と共通性」,「生命の連続性」,「生物と環境のかかわり」に分けられ,系統図が示されている。
淑徳大学国際コミュニケーション学部教授 加藤尚裕