現代学校経営シリーズ46(2011年4月発行)より。(本文より)平成二十三年度からいよいよ新学習指導要領による教育課程の全面実施が始まる。全面実施を目前にしたこの時期、教職員の様子を見ていると、その準備を着々と進めている姿が見える教員と、新学習指導要領が公表された時期の取り組みで満足してしまっている教員に二極化している様子が気になる。校長として、こうした状況を打破するためには、「いつ、誰が、何を、どのように、どうするか」が全ての教員に見える、「課題の可視化」と「課題の意識化」、「課題の共有化」にどのように取り組んだらよいかを考える必要がある。
東京教育研究所