[本文より] 先日,ある学校の校内研究会で図画工作の授業を参観した。授業の後の協議会で,授業者の先生は,評価規準を活用してからの自分自身をこう振り返った。
1 評価規準を作成するために学習指導要領の解説を読んだのだが,評価規準を抜き出そうと時間をかけて読んだせいか,今まで気付かないことがたくさんわかった。それから何かあるとあそこに書いてあったかなと解説を見るようになった。
2 子どもの活動の意味を考えるようになった。そのためにいろいろと記録するようになった。
3 鑑賞については,何を評価すればいいかが分かりづらい。話したり,聞いたりすればそれでいいのか。
山梨大学 栗田真司