[本文より]先日,海のない山梨の子どもたちを連れて新潟県と富山県の県境近くにあるヒスイ海岸にキャンプに行った。その名の通り,ヒスイが漂着することで有名な海岸である。地元の博物館でヒスイの特徴についてレクチャーを受け,早速海岸に出かけた。話を聞いたヒスイ取り名人の話では,まず白くて角張った石を探すこと。ヒスイなら手にとった時ずっしりと重く,きらきらした結晶が表面にある。それに加えて緑色や薄紫色の色が混じっていれば間違いない,ということであった。現地でもう一度これをおさらいしていよいよ海岸沿いに砂浜を歩く。最初は,みんなが白い石を必死で拾い集めた。
山梨大学 栗田真司