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カーナビが奪っていったもの

  • 図画工作
  • エッセイ
公開日:2007年04月13日
カーナビが奪っていったもの

[本文より]最近,夏休みから秋にかけて各地の教員研修会が集中するようになってきた。反対に春は,ほとんど研修会がない。私は,四国であろうが北海道であろうが,単独の場合なら沖縄以外は自分の車を運転して出向くことを基本にしているので,夏から秋の走行距離は結構なものになる。1回の旅程で2か所に出向くこともある。そのため車にキャンプ道具と地図は欠かせない。ホテルに泊まるよりキャンプ場や車中泊の方が性に合っているようだ。しかし困るのは,自分が一体今どこにいるのかが分からなくなることである。地方に行くと,時間が迫っているのに,何分走っても道をたずねる人にさえ出くわさないこともしばしばである。そこでこの夏に備えて遅ればせながらカーナビを購入した。今では,エンジンをかけた途端にカーナビのおばさん(子どもたちはこう呼んでいる)が,音声でせわしなく説明してくれる。特に複雑で苦手だった首都高を走る時には,もっと早く買っていればよかったとつくづく思う。

山梨大学 栗田真司

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