今回の教育課程改訂における技術・家庭科の改善の基本方針に「体験から,知識と技術などを獲得し,基本的な概念などの理解を深め,実際に活用する能力と態度を育成するために,実践的・体験的な学習活動をより一層重視する。…」と示されています。「実践的・体験的」の文言は改訂のたびごとに目標には記載されていますが,本当の意味でこのような「学習活動」が展開されてきたのか,今一度,反省してみる必要があるのではないかと思います。言い換えると,単に「ものづくりのためのものづくり」になっていたのではないでしょうか。
四国大学事務局長 佐藤勉