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第12回 学級通信と管理職の責任

  • 指導資料
  • 学校経営
公開日:2010年10月20日
第12回 学級通信と管理職の責任

今年,本校に赴任してきた4年目のA教諭のクラスでは,保護者からいわゆる「学級だより」に関する苦情が私(校長)や教頭に寄せられるようになりました。それは小漢字テストの満点をとった児童名を「学級だより」に載せていたことです。特定の児童は何回も載るが,いつまでたっても載らない児童の保護者からの苦情です。苦情が収まらないので,私や教頭も出席して保護者会を開きました。そこで,担任は「励ましの意味とやる気を出して漢字の練習に取り組んでもらいたいために,頑張った満点の児童名だけを載せた」と,保護者会で説明しました。その説明に納得しない保護者からは管理職の責任をも問う発言がありました。そこで,教頭が「『学級だより』のことは担任の自主性に任せているので,その内容については詳しく知らない」と発言したために,「管理職はそれでよいのか」と,保護者会はますます紛糾してしまいました。

東京教育研究所 教育法規事例研究委員会

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