2008年12月22日,テレビ番組「報道ステーション」の冒頭で「文科省の新学習指導要領案『高校の英語授業は原則英語で』」とのテロップが流れた(2009年3月に公布された高等学校学習指導要領では「英語に関する科目については…授業は英語で行うことを基本とする」となっている)。しかしながら,英語の授業をどの程度英語で行うかというのは,高校だけの課題ではなく,中学校から大学に至る英語の授業に関わることであると思われる。私はこのテーマについて以前から興味を持っており,今回のシリーズで取り上げたい。
三重大学教授 早瀬光秋