室町時代に大成された能は、江戸時代には幕府の式楽に認定され、発展してきました。能の演技は内筋をフルに使う全身運動です。更に謡では丹田を意識した深い呼吸をとりますので、精神の集中や心の落ち着きを生み出します。武士の時代に能が栄えたのは、謡や舞の稽古が心身の鍛練にもなっていたからで、優雅な美しさを表現するには、内に強い力を持っていなくてはいけません。
広島県 大島文恵
A4判,たて2ページ
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