東研研究報告No.225 特別課題シリーズ13「理数教育の充実に向けて-小・中の系統性を踏まえた指導の研究-(2年次)」(2010年4月発行)より。ここでは,細胞分裂などの観察を行い,生物の成長や生殖を細胞レベルでとらえさせるとともに,遺伝現象にも目を向けさせ,親から子へ形質が伝わることによって生命の連続性が保たれることを学習することが主なねらいである。小学校で培われた「生命の誕生」への畏敬の念をもとに,中学校では生物の生殖や遺伝の学習を通して,生命の連続性について認識を深め,生命を尊重する態度を育てることが重要である。
東京教育研究所