宗教そのものの影響もそうだが、歴史をみると宗教対立は人々に絶大な影響をおよぼし、人々を動かす強い動機になっている。昨今ひんぱんに起きているイスラム教の教派内の殺戮行為、いわゆるテロもそうだ。キリスト教も例外ではない。人々がすべて神の僕(しもべ)で、絶対的な神のもとでは親も子も教師も生徒も社長も社員もすべて平等だということになれば、常識的には神の問題で対立すると、親も子も教師も生徒もなくなるだろう。その世界には「秩序」というものが欠如する。
茨城県水戸葵陵高等学校 菊池美佐江
A4判たて,2ページ
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