[本文より]
今,子供たちの衣食住は家族に支えられている。家の人が限られた収入の中で,家族の健康を考え,一日の活力を与えてくれたり疲れを癒してくれたりする。また,生活をさらに楽しむために,趣味を広げたり習い事に通ったりできる環境を整えてくれている。このような生活環境の中にいる子供たちに,もっと日常生活を身近に感じ,家族や友達,地域等の中で生きている実感をもち,足元から思考力や判断力,実践力を高めていくにはどうしたらよいか。何気無く通り過ぎていることを足元に引き寄せ,じっくり見つめ直してみることで,身近な人々や事柄について多くのことに気付き,考えるきっかけを生み出し個々の行動化につなげていきたいと考え,2学期に「くらしの知恵を学ぼう」を位置付けた。
川崎市立富士見台小学校 来住良子