地方の公立高校の一数学教員として,日々の授業や校務に追われながら数学教育の研究や実践を行い,四半世紀が経過した。自分の行っていることがどのような意味や意義があるのか,その評価に関心がないわけではない。そこで,いくつかの○○賞といったものへこれまでの研究や実践をまとめて応募した。ときには受賞という評価を受けたものもある。それが新聞社の主催する賞であれば,受賞の件が全国版,地方版に掲載される。幸いにも60年近くもの実績のある読売教育賞で優秀賞(第55回,平成18年),最優秀賞(第58回,平成21年)を戴いた。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善