[本文より]平成17年,生活科・総合的な学習研究協議会全国大会を四国の松山で開催する。テーマは「豊かな学びをつくるこどもたち」である。
今,学校において「生活科や総合的な学習の時間は,豊かな学び,確かな学びとなっているのか?」が課題となっている。
生活科が生まれたとき,これまであった社会科や理科以上に,豊かに学ぶことのできる教科をつくろうと情熱を燃やして取り組んだ。学校や地域の特色を生かし,新しい単元開発が積極的に行われた。子どもの発達特性をとらえるために幼稚園に足を運んだ。動物園,農家,あらゆる専門家から学んだ。自然の素材を集めたおもちゃづくり,料理,小動物の飼育など,直接体験することでどんな力が身につくのかを教師は実際に自分たちが体験することでとらえようとした。
愛媛県生活科研究協議会副会長 正岡義憲