アメリカのある病院の正面玄関の壁に、「生命の樹(いのちのき)」という大きなモニュメントがあります。(中略)教育活動を「生命の樹(いのちのき)」に例えるなら、それは、子どもたちが大人として、また社会人として立派に巣立つまでの過程を想定することができるでしょう。地域の歴史・文化・生活、そして大人たちの知恵など地域という肥沃な大地から栄養たっぷりの教えや学びなどの愛情と知恵が太い導管を伝い、枝から実へと運ばれ社会人として結実する。「生命の樹(いのちのき)」は、社会人となるべく教育の道筋に似ています。結実した実は、誠実、勤勉、克己心に加え正義、寛容、慈愛などの付加価値をつけて世界中へ運ばれるのです。私たちは、そう確信して「教育の樹(き)」づくりに情熱を注いでいきたいのです。
埼玉県新座市立新座小学校校長 小林正高
A4判たて,19ページ
一太郎
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