私が初めて日本で英語を教えたとき、授業中に生徒が日本語を使っていることに驚きました。大人の英会話教室でも、中学校や高校の授業でも、「どうしよう!」とか「『面白い』って、なんだっけ…そうだ! “interesting”だったよね!」などの言葉をよく耳にしました。また、ペアの対話やグループ活動を始める前の準備のときなどでも日本語がよく使われていました。そのころ、私は一生懸命「英語をしゃべる雰囲気」を作ろうと思い、「授業中は英語のみ」というルールを守るよう皆に注意をしていました。
立教女学院高等学校 北野マグダ