第4学年 総合的な学習の時間 学習活動事例
[単元]他国の人と交流しよう
[はじめに]
本実践は,自国の文化と異文化を比較しながら,AETとの会話を楽しむことをねらいとして取り組んだ。本校がある名古屋市では,小学校英語活動のねらいとして,次の3点を上げている。
○ 英語に慣れ,親しませる。
○ 英語を使って,コミュニケーションを図ろうとする態度を培う。
○ 異文化理解を図る。
児童一人一人が,英語を楽しむ活動を通して,知的欲求を満たし,英語に慣れ,親しむことを基本としている。
今回の対象は,4年生である。何にでも興味を示し,熱中することができる児童ではあるが,より彼らの知的好奇心を満たすための活動として,各中学校に1名以上配置されているAET(外国人英語指導助手)を招へいし,互いの自己紹介をしたり,異文化について質問したり,さらには,名古屋の文化の発信までも積極的に取り入れてみた。名古屋市教育委員会が作成した『小学校英語活動事例集』を参考に,4年の担任に協力を得て,AETとともに活動を進めていった。
本実践は児童が名古屋名物をAETのVictoriaに紹介し,紹介したものについて,彼女が好きか嫌いかを当てるゲームをするというものであるが,全体としては,8時間完了で計画した。
まず「AETについて知ろう」では,初めて児童と顔を合わせるイギリス出身のVictoriaは,写真やポスターなどを有効的に使って,児童にイギリスや彼女について数多くのことを知らせた。その後さらに児童は,簡単な英語表現で数多く質問をし,十分に会話を楽しむことができた。
次の「AETに名古屋を紹介しよう」は,4時間で計画したが,その内の3時間はVictoriaなしでの準備のための時間とした。児童はグループごとに名古屋名物を決め,それが分かるようにヒントやジェスチャーを考え,大きな紙に名物の絵を描いた。4時間目の様子は,以下の通りである。
最後の「AETにお礼をしよう」では,児童は前半の1時間でお礼のカード作りを,2時間目はVictoriaにカードを渡し,一緒にゲームをして楽しんだ。
愛知県 秋田貢
体裁:PDFファイル・5ページ,体裁:WORDファイル・5ページ
pdf/355.2KB
Word
doc/385.5KB
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