大学入試対策で、リーディング・スキルとしての「批判的に読む」力をどう育成するか常に考えるところです。critical が、「あらさがし」的な意味でとることが多く、なかなか定着しない言葉ですが、本来、「読む」ということは、「考える」ということと同等で、「考える」訓練を積めば、言語能力は上がるし、当然「読む」能力は上がる。「読む」能力が上がれば、「考える」能力も上がってゆくはずです。物事や、情報を批判的に解釈する思考パターンは、「あらさがし」ではなく、客観的、分析的な解釈を試みることです。観点を変えて問題を再検討するようなことを、授業でも日頃からできないものかと考えています。いわゆる、思考の訓練をいつもやらせたいのです。
埼玉県浦和実業学園高等学校 英語科 唐澤博
A4判たて,4ページ
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