[本文より]中央教育審議会外国語専門部会が,小学校における英語教育の目標について「英語のスキル重視」と「国際コミュニケーション重視」という二つの立場を指摘し,後者の視点から小学校の英語教育は検討されるべきであるとしました(2006年3月)。「スキル」とか「技術」と言った言葉は,日本では,とりわけ日本の教育界ではマイナス・イメージを喚起するようです。一方,「国際」や「国際理解」という言葉はその定義は曖昧なまま,何となくプラスの意味合いで使われているというのが現状でしょう。
広島大学 築道和明