[本文より]2002年4月,「総合的な学習の時間」の新設とともに,公立小学校で外国語・英会話活動が可能となり,小学校英語は1990年代からの準備・第1段階期を経て,いよいよ第2段階期に入りました。さらに,2003年7月22日には文部科学省が「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想(構想)」を発表し,日本の英語教育は大きな転換期を迎えています。しかし,小学校への英語活動導入そのものについても賛否両論があり,また賛成の場合でも,指導者,指導方法などに関する意見は様々で,国民的共通理解がないのが実情です。
東海大学外国語教育センター 伊東弥香