[本文より]私が気になったのは,2月9日に発表された「英語活動必修化に対し不安を抱く小学校は52.5%で,教育委員会の22.0%と比べ,3割以上の認識のズレが生じていることがわかった」というアンケート調査の結果です。5~6年生の英語活動の実施時間が著しい増加傾向にある中で,中学校との連携,研修会など,指導体制の整備が不十分であることも示唆されています。私は今までずっと小学校英語導入に推進の立場を取ってきましたが,この調査結果を知り,平成23年度からの必修化の最悪シナリオを見たような気がしました。
東海大学外国語教育センター准教授 伊東弥香