〔本文より〕本単元は,もののあたたまり方に興味を持ち,金属,水,空気のあたたまり方について比較しながら調べ,金属は熱せられたところから順にあたたまるが,水や空気は熱せられた部分が移動してあたたまることをとらえさせることがねらいである。金属,水,空気のあたたまり方について,その共通点や相違点を明らかにし,比較しながら予想を立て,その予想に基づいて観察実験を行っていくようにする。そこから,金属,水,空気の性質とあたたまり方を関係づけて考えさせることが大切である。子どもたちは,本単元にかかわる「ものをあたためる」ということについてあまり経験がなく,また,実生活では,給湯器具や暖房器具の普及進歩により,水のあたたまり方や空気のあたたまり方について想起させる場面や体験が少なくなっている。
秋田県横手市立雄物川北小学校