【本文より】「1年生の授業に行くと“あぁ,この生徒達をこのまま冷凍保存したいっ!”って思うのよね~」「あ~,なんかわかる気がします。あれが学年が上がるにつれて…」「そうなの。どうしてこんなになっちゃうんだろう!ってね」。ある日の英語科研究室での私たちの会話である。中学校を卒業して高校生になりたての生徒達は,音読の声も元気良く,全体に質問を投げかければ「パッ」と手が挙がる。中学校での先生方のご指導にいつも頭が下がる思いである。これが心身共に成長が進んで3年生ともなると,照れくさいやら面倒くさいやらで,教科書は手に持ってもなかなか読もうとしない者が多い。
千葉県立東葛飾高等学校 岩田裕美