[本文より]先日、参観させていただいた小学校4年生の図画工作科の授業でのことである。ペットボトルや空き箱などを使って「不思議なものをつくる」という内容だった。題材の目標と評価規準が一致していないことと、どうみても表現(1)なのだが表現(2)として設定されていた点は気になったが、一番大事な子どもたちの活動は、明るく積極的で、今回も「やっぱり子どもの発想はすごいなあ」と元気をもらえる授業であった。私にとって大事件だと思える出来事が起きたのは、授業の終盤に先生が「自分のつくった作品を一番似合う場所を見つけて置いてみましょう。」と問い掛けた5分後に起こった。
山梨大学 栗田真司