ニュ-サポ-ト高校英語vol.10(2008年秋号)
特集:シャドーイングのすすめ
[本文より]
30歳を過ぎて入った通訳学校の授業は,元英語教師の自負など吹っ飛んでしまうような驚きの連続だった。中でも,シャドーイングには目からうろこが落ちるような思いがした。聞こえた音声に合わせて止まらずに発音していく訓練は,高校でやっていたリピート練習とは異なり,英語の音声がそのまま身体に染みつくように思えた。これをマスターしなければプロにはなれないと言われて,毎日,懸命に練習したものだ。
同時通訳者 新崎隆子