病気は,児童にとって身近な問題であり,切実な問題である。しかし,ふだんの生活を改善し,病気の予防を図っていこうとする意識は低い。そこで,病気のメカニズムを理解し,予防のための適切な対策を考えて行動することができるようにする必要がある。本単元では,病気の起こり方を理解することに始まり,病原体が主な要因となって起こる病気と生活習慣病など生活行動が主な要因となって起こる病気を取り上げ,その予防策として,病原体を体の中に入れないこと,病原体に対するからだの抵抗力を高めること,そして,最終的に望ましい生活習慣を身につけることが必要であることを理解できるようにする。
栃木県日光市立野口小学校 文挾淳