[本文より] 今回の新学習指導要領では,児童が見通しをもって観察,実験などを行うことが強調されている。この「見通しをもって」とは,児童が予想や仮説,構想をもち,それらをもとに観察や実験の方法を考えて行うことを意味している。児童が見通しをもって観察,実験を行うことは,一人ひとりの児童が問題を自分のものとしてとらえ,より主体的に問題解決をしていくことにつながっていく。
私は,主体的な問題解決学習を成立させるためには,いくつかの条件が必要であると考えている。8ヶ条として,以下に示してみたい。
東京都新宿区立余丁町小学校長 斎藤實