[本文より]
周知の如く「キャリア教育」という言葉が初めて登場したのは,1999 年,中央教育審議会の答申「初等中等教育と高等教育の接続の改善について」(接続答申)である。この中でキャリア教育は「望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせるとともに,自己の個性を理解し,主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育」であるとしている。しかし,この際には同時に「飛び級」が提言されており,マスコミをはじめ「飛び級」に注目が集まり,キャリア教育が注目されることはなかった。
ニュ-サポ-ト高校教育情報Vol.2 東京書籍2008年4月作成