[本文より]
2008年の8にちなんで,南米の友人から聞いたハチドリのお話をしよう。昔から先住民が語り伝えてきたものだという。森が燃えていた。森に住む動物たちはみな,逃げていくのに,1羽のハチドリだけが,行ったり来たり,くちばしに水のひとしずくを運んで,火の上に落としてゆく。動物たちが,「そんなことをしていったい何になるんだ?」とハチドリを笑う。ハチドリはそれにこう答えた。「私は私にできることをしているだけ。」
ニュ-サポ-ト高校英語Vol.9 東京書籍2008年4月作成