[本文より]
今年度のセンタ-試験の出題形式と出題数に大きな変化はなかった。出題数は,前年度と同様の36問で,最近は35問か36問で定着している。ほとんどの配点が3点となるので,一問の重みを大切にしないといけない。全体的には,単なる知識だけでは正答を導くことができず,地理的なものの考え方が求められる良問であった。ただ,難易差が大きな出題となったので,昨年の平均点より約8点高い66.36点(大学入試センタ-集計)となり,易化した問題であった。内容的には,農業に関する問題がかなり減少し,日本に関する出題が増加する傾向にある。その点,東京書籍の地理B 教科書では,日本の自然環境・経済・地域構造・国土政策・地域問題に多くのペ-ジを割き,まとめて記載されているので,生徒たちは学習しやすくなった。
ニュ-サポ-ト高校社会Vol.9 東京書籍2008年4月作成