教室の窓「小学校・中学校理科Vol.12」2008年1月作成
[本文より]
●導入……学習に対する意欲化や動機付けを図る。考えが異なる「異質的グループ学習」を組むことで,多種多様な考えが集約され,今後の学習の展開に対する個々の子どものめあてが明確になる。
●学習過程の途中……ある程度,学習が進み,個々の子どもの問題意識が高まってきた段階で,一定のめあてやねらいを解決していく方法を同じくする「目的的グループ学習」によって観察・実験を行う。また,課題を同じくする「目的的グループ学習」によっていくつかの学習順序を選択しながら進める。役割分担を決めるなど効率よく実験を行う。
●発展……学習過程の最後にこれまでの学習の成果を生かす発展段階として,めあてを同じくする「目的的グループ学習」によって製作や新聞形式などによるまとめなど,それぞれの子どもの考え方や発想を十分に発揮できる場を保障する。
東京都調布市立調和小学校教諭 川端慶子