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速さの導入(時間を視覚化する一つの工夫)

  • 算数
  • 実践事例
公開日:2001年02月04日
速さの導入(時間を視覚化する一つの工夫)



本単元の内容については,乗法の導入や除法の導入等で基礎となる「1あたり(分離量あたり)」を学習している。これらの学習をもとに,数量の差を「ならしてどれだけ」とみなす考え方(平均)について理解し,さらに混みぐあい(分離量÷連続量),速さ(連続量÷連続量)という流れで学習していく。混みぐあいや速さを比較する方法を工夫する中で,一方の量にそろえて他方の量を数値化すること,既習の「1あたり」をもとに考え表現することの理解を目標としている。

児童は「分離量あたり」の場面は比較的容易に「どちらの量を単位にするか」を見つけることができる。しかし「連続量あたり」の見方は困難に感じる者が多くなる。抽象的な扱いは努めて避け,具体物等の活用によりイメージ豊かな学習を目指したい単元である。 本事例は速さの導入場面である。基礎となる考え方は「混みぐあい」と同じだが,速さに関係する2量のうち,時間は「量としてとらえにくい」「視覚化しにくい」というところに特徴がある。速さの比較方法を既習事項と関連づけて理解できるように,教材や提示の方法を工夫し,実践していった。

宮城県津山町立柳津小学校 芝雅人

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