本研究は,今までの実践の中心テーマであった「算数科授業の楽しさ」の延長上にある。
日々の教育活動の中で感じてきた「授業の大切さ」という筆者の思いから,その研究は始まっている。
「よりよい授業とは?」その問いの答えともなるキーワードとして浮かび上がったのが「楽しさ」であり,そこから筆者の「楽しさへの追求」は始まった。そして,その楽しさの実現が1番難しい教科,それが他でもない算数であり,冒頭に述べた通り,今日までの実践のテーマが決まっていったのである。
栃木県小山市立城南小学校 金子延幸