[地図コーナー]中学年の地図指導・いかに地図を身近なものにさせるか
塚本康一(福井県福井市日之出小学校教諭)
小学校社会-教室の窓Vol.6(2006年1月発行)
[本文より]
よくTVのインタビューで地図の知識や地名の所在に関するものを見るが,さんたんたる場面に出会うことが多い。社会科の学習が始まる中学年から地図に親しませ,地図のある学習を意図的に入れていくことが大事であると痛感する。中学年では,地図や各種の具体的な資料を効果的に活用することが求められているが,現実的には,地図を活用する時間や機会が少ないことや,地図の楽しみを教える時間がとれないことなどの悩みがある。地図そのものに親しませる工夫と努力をしないと,疎遠になるのが通例である。ここでは,いかに地図を引き寄せ,身近なものにしていくかの例を紹介したい。
福井県福井市日之出小学校教諭 塚本康一