[本文より]
このカードは,自分の学習をふりかえるとともに,これからの自分の学習の見通しをもたせることをねらいとしている。学習した内容だけでなく,学び方の面や今後の学習についての記述を含めることで,自分の学習を自分で創り,進めていくという意識を高めていく。このカードを活用する初期の段階では,がんばったこと,わかったことを中心に記述する傾向にある。しかし,このような学習を続けていくと,しだいに調べてわかったことをもとにした自分の考えや思いの記述が増えてくるようになる。また,このカードの活用によって,授業中では把握しきれなかった児童一人一人の思いや悩みなどにも目を向けることができ,児童理解を深めていくことにも役立つ。児童の側に立って共感的に理解し,次時へ向けた適切な支援へとつなげていくことができる。このカードは,小単元ごとに作成し,項立ては学年や学習する内容によって異なるが,次のような要素を含めている。
埼玉県 K.S