ニューサポート社会科通信No.1 京書籍2003年11月発行より。
現在,私は社会科を通じて,子どもたちに,共生社会を構築する力を育てたいと考えている。共生の対象として,自然,環境,動植物など幅広く,多文化教育においてはエスニックマイノリティだけでなく,障害者,高齢者,ジェンダーなどもその対象として含んでいる。高学年社会科においては,環境問題,人権問題,国際社会などに関わる単元で共生を思考しやすいが,中学年社会科において共生の視点から提案している実践は少ない。
東京学芸大学教育学部附属世田谷小学校教諭 中山京子