本実践では,社会科を中心に据えながら他教科・領域との関わりを持たせた学習活動を計画した。そうすることで,子どもたちは多様な角度から学習内容に迫ることができると同時に,社会科と他教科・領域との間に大きな相乗効果を生み,時間の削減にもつながるものと考えた。以下,3学年社会科「わたしたちのくらしとものをつくる仕事」の学習において,佐世保市のかまぼこ工場の仕事を題材に取り上げ,国語の表現活動(作文・手紙)算数(グラフのよみとり)を効果的に位置づけ,関連を図った実践を述べたい。
長崎県佐世保市立中里小学校教諭 山村和也