教室の窓「小学校社会Vol.12」2008年1月作成
[本文より]
5学年の社会科学習は,「日本の国土と産業」の学習である。「日本」という我が国について深く理解していくためには,「世界の中の日本」という視点を抜きには考えられない。家族や学級といった,子どもたちに最も身近な小さな「社会」。その小さな社会の日常生活の中で,子どもたちは「自分勝手には生きてはいけない」ということを様々な体験を通して学ぶ。そして,自分のことだけ考えるのではなく,まわりと「共存」していくすべを身につけていく。それと同じように,「日本」という小さな島国も一国だけで生きていくことはできない。日本だけが良ければそれでいいのか,いやそうではない,という「世界の中で共存する日本」という見方・考え方をぜひ身につけさせたいと考えている。
東京都杉並区立高井戸小学校教諭 澁谷あゆみ