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子どもたちとの文楽の授業

  • 社会
  • エッセイ
公開日:2004年10月05日
子どもたちとの文楽の授業

[エッセイ 私から見た社会]子どもたちとの文楽の授業

桐竹勘十郎(人形浄瑠璃文楽座三世)

「教室の窓」小学校社会Vol.2(2004年9月発行)

東京書籍2004年9月発行



[本文より]私たちが,大阪市立高津(こうづ)小学校で文楽の授業を始めたのは,今から3年前のことである。大阪に昔から伝わるこの芸能を,若い人や子どもたちにもっと知ってほしいと思った私は,仲間と共に,幼稚園や小学校でミニ公演などの活動を続けてきた。しかし,小学校の授業で指導するのは初めてである。この大阪の高津は,文楽と深いつながりがあるところだ。18世紀末にその名の元となった植村文楽軒が浄瑠璃の小屋を開いたのがこの高津の地。そして,現在我々の本拠地である国立文楽劇場は,移転した高津小学校の跡地に建っている。文楽軒の名は後に芝居小屋の座名,文楽座となり,今は私たちが属する一座の名称,人形浄瑠璃文楽座となって,国の重要無形文化財に指定されている。

人形浄瑠璃文楽座三世 桐竹勘十郎

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