[エッセイ 私から見た社会]分かり合える社会に
福井県立嶺北養護学校長 北野範子
小学校社会-教室の窓Vol.8
東京書籍2006年9月作成
[本文より]
昭和54(1979)年度,養護学校の義務制実施を境に就学猶予・免除者の数は激減した。当時の養護学校教育は黎明期で,子ども(以下障害のある子の意)への指導内容や方法は確立していなくて,暗中模索の日々であった。赴任校が,昭和58(1983)年度から3年間文部省の実験学校となったことから,発語のない子どもに気持ちを伝え合う意思の伝達能力を高める指導を考えたいと皆の研究意欲は高まった。
福井県立嶺北養護学校長 北野範子