[本文より]これは気象予報士の資格を持つ学校の先生に伺った話です。「朝,通学途中で雨が降り出すと,駅で雨宿りをしている子どもたちを見かける。どうやら天気予報を見ずに登校して来たらしく,生徒たちはまるで,家を出る時に雨が降っていなければ一日中降らないと,思い込んでいるかのようだ。また,傘を持参した子も,母親に言われてというのがほとんどで,持たせた母親の判断基準は,朝の天気予報の降水確率が50%以上の場合というのがほとんどらしい。確率が30%で雷雨に遭ったりすると,生徒から『嘘つき!』などと,お門違いになじられることもある」ということです。
気象予報士会会長 石井和子