[本文より]前回に紹介した先生方のような研修ぶりは,すばらしい模範であるけれども,すべての人にそのまま通用することではないだろう。人にはそれぞれの個性があり,関心のありようも異なる。研修の仕方にも違いがあって当然であり,またむしろ,自分に合った研修方法を見つけ出し,無理のないやりかたで実践していくのが正しい筋道であろう。見方を変えて言うなら,別に変わったことをしなくとも,日々の教育実践がそのまま研修となりうるのであり,要は心構えに尽きるといえるかもしれない。
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山形大学名誉教授 金山等