フキ(キク科)、津軽地方で春に観察できる植物、3~5月の春、青森県五所川原第三中学校の校庭近くで観察できる植物、学校の裏にある林に生息する植物の写真とその解説を紹介します。【山地の春の植物】津軽地方では学校裏に林があったり、学校近くにりっぱなミズナラやケヤキの林を持つ神社があったりするなど、自然植生に触れることができる所が多い。津軽地方は海抜2~30mからブナ・ミズナラ林、ブナ・ヒノキ、アスナロ林が出現し、日常から山地自然植生を観察できる。撮影年月日:1997年3月30日、撮影場所:五所川原市。フキの花で、雌雄異株である。早春最も早く、雪の下で花(フキノトウ)をつける。平地の空き地にも多く見られる。津軽地方ではフキノトウを方言で「ばっけ」と呼ぶ。葉柄はもちろんだが、花(フキノトウ)も食用にされる。山地のものはアキタブキ型が多い。
青森県五所川原第三中学校 井上守