ヒメアオキ(アオキ科) ヒメアオキの雌花と果実、津軽地方で春に観察できる植物、3~5月の春、青森県五所川原第三中学校の校庭近くで観察できる植物、学校の裏にある林に生息する植物の写真とその解説を紹介します。【山地の春の植物】津軽地方では学校裏に林があったり、学校近くにりっぱなミズナラやケヤキの林を持つ神社があったりするなど、自然植生に触れることができる所が多い。津軽地方は海抜2~30mからブナ・ミズナラ林、ブナ・ヒノキ、アスナロ林が出現し、日常から山地自然植生を観察できる。撮影年月日:2004年5月5日、撮影場所:五所川原市。ヒメアオキは本州の日本海側に分布する。庭に植えられるアオキと同じであるが、全体に小型である。雌雄異株で春に褐紫色の花をつける。花が終わると雌花はやがて楕円形の球果をつけるが、冬の間に赤く熟すので、雪の中でも目立つ。
青森県五所川原第三中学校 井上守