キブシ(キブシ科)、津軽地方で春に観察できる植物、3~5月の春、青森県五所川原第三中学校の校庭近くで観察できる植物、学校の裏にある林に生息する植物の写真とその解説を紹介します。【山地の春の植物】津軽地方では学校裏に林があったり、学校近くにりっぱなミズナラやケヤキの林を持つ神社があったりするなど、自然植生に触れることができる所が多い。津軽地方は海抜2~30mからブナ・ミズナラ林、ブナ・ヒノキ、アスナロ林が出現し、日常から山地自然植生を観察できる。撮影年月日:2004年4月29日、撮影場所:中泊町。果実をフシ(五倍子)の代用として粉にして染料を造ることから木ブシと名付けられた。津軽地方では、枝の髄が大きく抜けるので方言で「ずいぬきしば」と呼ぶ。
青森県五所川原第三中学校 井上守