[巻頭 ここにも算数・数学が!]かみなり雲-地球の認識ランプ
東京書籍2006年9月作成
[本文より]
清少納言の『枕草子』には,「せめておそろしきもの よるなる神……(以下略)」とあります。「なる神」とは雷かみなりのことで,「とても恐ろしいものは夜の雷鳴」という意味です注)。暗闇に光る稲妻とゴロゴロと響く音……。いにしえ人にとっても雷は恐いものの代表格だったようです。私も幼いころから雷が苦手で,雷が通り過ぎていくのを布団をかぶって丸くなり,じっと待ったものです。
NHK「ニュース7」気象キャスター 半井小絵