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[「考え方」のスパイラルからみた小中の関連]算数・数学の魅力を感じることと「考え方」

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公開日:2008年02月07日
[「考え方」のスパイラルからみた小中の関連]算数・数学の魅力を感じることと「考え方」

教室の窓「小学校算数・中学校数学Vol.12」2008年1月作成

[本文より]

小学校第6学年と中学校第3学年を対象にして,2007年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果が,2007年10月に文部科学省より発表された。この結果から,「主として『知識』に関する問題(算数A・数学A)」の正答率はおおむね良好であったものの,「主として『活用』に関する問題(算数B・数学B)」について,理由の説明を求める問題などで無答率が高くなるなど,いわゆる「記述式」の問題を中心に課題がみられた。しかし,このような状況は,今に始まったことではない。この背景に,子どもたちが数学的に「説明する」活動や「表現する」活動などを通して,算数・数学が「わかる(できる)」喜びを感じ,達成感を味わうこと,算数・数学に取り組む興味や関心につながる魅力を感じることの難しさがあるように思う。


北海道教育大学教育学部釧路校准教授 辻宏子

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